私たちの身体は、食べ物と酸素からエネルギーを作り、そのエネルギーで生命活動を維持しています。
現代医学の考え方
解糖系(かいとうけい)
食べたご飯やパンなどのデンプンは、消化されてブドウ糖(グルコース)になります。
そのブドウ糖が細胞に取り込まれ、解糖系という仕組みでエネルギー(ATP)が作られます。
特徴
ATPを2個作る、酸素がなくても働く、短時間でエネルギーを作れる。
例えると、解糖系は「すぐ使える予備バッテリー」のようなものです。
ミトコンドリア系
解糖系でできたピルビン酸や脂肪酸がミトコンドリアに入り、酸素を使って大量のエネルギーを作ります。
特徴
ATPを約36個作る
酸素が必要、長時間効率よくエネルギーを作れる
例えると、ミトコンドリアは「高性能な発電所」です。
東洋医学のエネルギーシステム
東洋医学では、身体を動かす力を「氣(き)」と考えます。
気血水(き・けつ・すい):身体は次の3つの要素で成り立っています。
氣(き)
生命エネルギー:体を動かす、、内臓を働かせる、精神活動を支える
気力がなくなると:やる気が出ない、疲れやすい、落ち込みやすい
血(けつ)
血液や栄養を運ぶ働き:全身へ栄養を送る、筋肉や脳を養う
水(すい)
体液全般:リンパ液、細胞液、唾液汗などを指します。
経絡(けいらく)とツボ
東洋医学では、氣・血・水が流れる道を
経絡(けいらく)と呼びます。
経絡は全身を巡り、内臓ともつながっています。
ツボ(経穴)
経絡上にある反応点です。ツボを刺激すると氣の流れが良くなる、血流が良くなる、筋肉が緩むなどの変化が起こると考えられています。
全身には約360個の代表的なツボがあります。
氣が作られる流れ
東洋医学では、氣は次のように作られると考えます。
① 食べ物を消化する
② 胃腸で栄養を吸収する
③ 脾(ひ)が栄養を取り出す
④ 肺で呼吸から得た清気(せいき)と合わさる
⑤ 後天の気が作られる
後天の気の働き
衛気(えき)
陽の性質を持つ気:体を温める、体温調節、外敵から身体を守る
現代医学でいう免疫機能に近い考え方です。
営気(えいき)
陰の性質を持つ気:血液とともに流れ栄養や酸素を運ぶ、身体を養う
腎気(じんき)
営気の一部は、両親から受け継いだ先天の気と合わさります。
これが腎気です。
腎気は生命力の根本であり成長や老化、生殖、回復力などに関係すると考えられています。
まとめ
どちらも共通しているのは、「食事」と「呼吸」が生命エネルギーの源であるという点です。

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